ホーム > コラム > VOL.01 どうしたらマンションに関する出費を抑えられるか?

Column

毎月銀行から引き落としされている金額って本当に大変ですよね、ローン以外に管理組合いにだいたい2万円(多いところは3万円以上)支払いの為に引き落とされていると思います。
そのお支払いされている内容は、マンションの規模にもよりますが、恐らく1万3000円位管理費7000円位積立修繕費だと思います。

7000積立修繕費はいずれマンションの修繕工事費などにあてるもしものときの貯金としての積立です。一方の管理費は、管理会社の事務費用や経費などの委託費と毎月の共用部分と言って、マンションのみんなが共同で使う(普段使用している)エントランスホール、階段、エレベーターの電気代、その他設備点検費などが含まれています。

マンションを購入されるときは、購入費と毎月のローンのことばかりに気を取られてしまい住み始めてからマンションの管理費、積立修繕費の請求で知ったという方も見られます。ローンだけでも毎月パツパツなのに、管理費と修繕積立費にどうしてもお金がかかってしまいます。
資産を残すために家賃を払っていた賃貸マンション生活から、将来のなどにむけて資産を残すために分譲マンションを購入したはずが・・・。

これじゃあ資産どころでなくなります、出来るかぎり毎月の出費を抑えたいと考える人も少なくないはずです。


ではどうしたら、少しでも管理費などの出費を抑えて暮らすことができるのでしょうか。



1. 管理組合関係者の理事長若しくは、理事とお話しをする為に尋ねる。

まず、はじめにご理解頂きたいことを簡単にご説明します。

マンションの運営は、マンションに引っ越して来たら必ず加入しなければいけない管理組合というものと、それをサポートする管理会社で運営されています。又、ごく一部ですが、住民の皆さんで、自主的に管理される場合もあります。

管理組合の役割は、マンションの住人の方から総会で選任された、理事さんたちが集ってマンションの維持、管理の事から、毎月の住人さんからの管理費を使って行う点検、修繕積立工事費だとかの予算のことなどの運営にまつわることの叩き台を決めている団体を管理組合といいます。その理事さんの中から選任された理事長さんを先頭にマンション運営されています。

そして管理組合は、そのマンションの建った(若しくは、このマンションで生活が始まった)当時から決まっているマンション管理を行う民間の会社を使って運営しています。この会社は、大体、分譲主の関係会社が多いと思われます。

管理組合の理事さんが集まって理事会、住人も含めて行う総会等で色々問題事項、などの協議事項を決めています。そしてその理事会で決まった事務的事から決定事項実現にむけて、事務作業や修繕工事などを、全般おこなっているのが管理会社になります。

では本題に戻ります。

 

☞ そこであなたが、まず管理組合の理事さんを訪ねていろいろ管理費(若しくは、管理組合は、どのような活動をしているのか、管理会社は、どのような仕事をしているのか)の事をお聞きすることがはじめの一歩だと思います。

ほとんどの方が理事の方や理事長さんのことをご存じだと思いますが

管理組合の理事さんがどなたか、わからない場合は、管理人室に伺って理事長さん、理事さんが何号室にお住まいなのか?お聞きすることをお勧めします。

管理人さんは、そのマンションに住んでいる組合員の方なら、理事会関係者の部屋番号を教えていただけるので、訪問してみるといいでしょう。

 




2.管理組合関係者の理事と実際にお話しする。

理事長、若しくは理事の方の所在がわかったら尋ねるか、マンションの管理人さんから電話を入れてもらい、マンションの集会場などをお借りしてお話する時間をもらう。

 

そして実際にお話しをされる際は、引き落としの通帳のコピーなどをお見せしながら

「この管理費の内訳をおしえてください」とお聞きするといいと思います。

そうすると、理事会関係者の方は回覧板や掲示版でご案内しているのですが

伝わっていないみたいですねと丁寧にご説明していただけると思います。

 

というのも、マンションにもよりますがほとんどのマンションの住人のかたは、何も気にせずにお金を払い、回覧板も読まずに印鑑を押すだけ、掲示板は読まずに素通りしがちなんです。 ですから管理費が値上げということは当然内輪では文句(不服)は言いますがそれ以上のことをされる方はあまりいらっしゃりません。

むしろ若いご家庭の住人の方は、普段の仕事と子育て家事がいっぱいいっぱいでとてもそちらに手がまわらない状況です。




3.管理組合運営の内容を聞いて、現状を聞く。

理事会関係者の方から、毎月引き落とされる管理費の内容説明をしてもらったら。

正直「はい、わかりました!」といってすぐに理解できないと思います。

そこで、あなたの方から「ある一定の時期がきたら、どこの家庭でもしている保険料の見直し的なことを、管理組合でも同じように管理費の見直し的なことをしていますか?」(若しくは、必要ない項目をなくす検討をしていますか)と質問してください。

そうすると、「管理会社さんのほうには管理費の値下げと言っているのですが、これ以上は下げられない内容と返事される」 若しくは、逆に 「値上げする提案の資料をもってきて困っている。」と返答があると思います。




4.管理組合の年間の管理費資料(月間でもOK)をみせてもらう。

今度は、毎月の家庭でつけている家計簿的な管理組合の管理費の資料を見せてもらいます。 そうすると、事務管理業務費~ 管理業務費~ 日常清掃業務費~ 建物・設備管理業務費~ 何費~ ・・・ と記載があります。

恐らく、理事の方で全部を把握されている方はなかなかいないと思います。

その中に記載しているもの、金額が100点満点!だと思われていて疑うことをされていないと思います。




5.管理費の資料(中身でもよい)を一つずつ検証する。

このプロセスまできたら、あなたは来年度の理事役員になるか?それとももうすでに

声をかけてもらっているかもしれません。

先ほどみせてもらえた管理費の資料の内訳を上から一つずつ検証していきます。

はっきりいって、ここのプロセスからはプロの専門家の導入をお勧めします。

管理費支出の内訳は、管理会社によっては適正な相場をのせている会社もありますが、ほとんどの会社が基本的に自分の所の利益を確保する必要がありますので、管理組合の組合員さん方は積極的に管理費の内容を見直しを働きかける必要があると思います。

 

そして、プロの専門家がその管理費の内訳から、削減できるものにたいして明確に精査をしてくれます。そうすると、皆様方は何も疑問を持たずに、当たり前に毎月お支払いしていた金額に「ゾッ」とします。

この数字が、はじめにあなたの通帳から引き落とされる割高の管理費の正体なんです!

 

 

ここでやっと冒頭の疑問にもどることになります。

ではどうしたら、少しでも管理費などの出費を抑えて暮らすことができるのでしょうか。

 

担当直入に言いますと!

管理組合の理事長及び理事会関係者の少しの行動と少しの勇気で管理費は必ず下がります!

管理費が下がることは、修繕積立金を値上げしたことと同じことになります。

 

あなたが、住民としてプロセス1から動いたように、管理組合の理事長及び理事会関係者に気づいて行動して頂きたいのです!



管理組合の理事会関係者のプロセスは下記になります



管理組合が理事会等で今の管理会社を通して管理組合でおかれている現状を話し合う(金銭的なこと全般) 外部専門家に相談する提案をする。
外部の専門家をさがす。 (リブリヴァのように実際に組合運営に参加して、理事目線で判断する理事長代行業が望ましい)
その外部の専門家に相談し管理費の支出を改めて専門家に見てもらう。
後日理事会に外部の専門家にきてもらい、現状を説明してもらい改善案を題してもらう、
後日、総会で話合い、管理会社を変更するか?理事長代行業のような専門家を理事会に導入するかを話あう。(規約の変更を含む)


導入決定!管理会社と管理組合通して引継ぎ

 

これが全てではございませんが、導入までのプロセスです。はじめの一般の住民の方から管理組合に提案されるケースも多々ございます。何事もはじめは小さな行動から大きな行動そして結果へと発展します。

ありがとうございました!